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2011.09.07. GXR MOUNT A12(使ってみての印象・設定等)
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RICOH GXR MOUNT A12, COSINA Voigtlander NOKTON 50mm F1.1

これまで使ってきての印象・設定等をまとめてみました。


【使い始める前に】
セットアップで、まずはいつも使っているGRD3とセッティング(ADJ.セッティング、水準器設定、音、等々)を共通のものに設定しました。

また、ISO AUTO-HI設定では、以下のようにしています。
・上限ISO感度:1600
・切り替えシャッタースピード:1/60秒

さらに、Fnボタンの設定は、以下の通りです。
・Fn1:撮影時全体拡大(拡大表示倍率:4倍)
・Fn2:フォーカスアシストのON/OFF切替

表示倍率ですが、50mmのレンズだと、8倍では拡大率が大きく、手ブレでフォーカスが確認しづらかったので、4倍に設定しています。切り替えシャッタースピードや拡大表示倍率は、レンズの画角によって最適な値が変わるので、それぞれの画角で確認して調整した方がよいと思います。

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Leitz Elmar 50mm f3.5


【マニュアルフォーカス】
フォーカスアシスト機能ですが、私は「MODE1」に設定しています。「MODE2」も試したのですが、ピントは分かりやすい反面、色がなく構図も確認しにくかったので、常用するというよりは、正確なピント合わせが必要な場面で限定的に使うモードかなと感じました(MODE1・2の違いについてはGR BLOGのこちらの記事を参照して下さい)。MODE1・2の切り替えは、今のところFnボタンには割り当てできないようなので、これが可能になるとより使いやすくなるかもしれません。

ピント合わせのしやすさですが、絞り開放で近接撮影といった極端に被写界深度が浅くなるような場合を除けば、フォーカスアシスト機能をオンにしていれば、都度拡大表示しなくてもある程度ピントが合わせられると思います。ただ、ピントの合う一点のみのエッジが強調されるわけではなく、等倍拡大して見るとわずかにアウトフォーカスになる部分を含めて一定の「幅」を持ってエッジが強調されているようなので、多少の慣れが必要です。二重像を一致させるレンジファインダーカメラのピント合わせは、どちらかというと「一点」でピントを合わせるようなイメージなので、普段レンジファインダーをメインで使っている人だと、感覚的な違いがあるかもしれません。

背面液晶でのピント合わせは、陽差しが強いような状況だと難しくなります。そのような場合、正確なピント合わせをしたいのであればEVFの方がよいですね。あるいは、絞って目測で撮ってもよいのではないかと思います。私は、かさばる・着脱が手間といった理由から、今のところ背面液晶しか使っていません。

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CANON LENS 50mm F1.4 II(Lマウント)

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CANON LENS 50mm F1.4 II(Lマウント)


【レンズ情報】
レンズ情報は、マイセッティング毎に登録できるようになっていますが、私の所有レンズはすべて同じ焦点距離で、セッティングも基本的に共通なので、マイセッティング毎の登録以外に、レンズ情報のみを任意で切り替えられるような設定が可能だと便利かなと思いました。その場合、マイセッティング名称表示のように、レンズ名が表示されると使いやすくなりそうです。

レンズ情報の登録機能を利用する際の注意点として、カメラの側でレンズを判断する仕組みがないため、別のレンズを使っていても、セッティングの変更を忘れると、そのセッティングのレンズ情報がEXIFに書き込まれてしまうことがあげられます。私もこのミスをしてしまいましたが、レンズ情報を登録する場合は、撮影開始時に必ずセッティングを確認するよう習慣づけた方がよいと思います。

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COSINA Voigtlander NOKTON 50mm F1.1


【シャッター】
私が普段使う画角は28~50mmがほとんどで、75mm相当の画角に慣れていないというのもあるのですが、他のレンズシャッターのカメラと同じ感覚で使うと少しブレやすいと思います。このあたり、レンズシャッターと比べてブレが発生しやすいという意識の切り替えが必要です。シャッター音は、他社ミラーレス機は店頭でしかさわったことがないので比較はできませんが、甲高さもなく落ち着いた音だと思います。

電子シャッターは、特性を知って使う分には、かなり有用だと感じました。陽が差すような明るい状況でも被写界深度を浅くしたい場合や、撮影可能な美術館等の静かな場所で写真を撮りたい場合等、特に役立ちそうです。低速では試したことがないのですが、シャッターのショックがないのでブレ軽減にも有効でしょう。

MOUNT A12ユニットの通常時のシャッター(フォーカルプレーンシャッター)の音よりは小さいものの、レンズシャッターの他のA12ユニットでもそれなりに音があります。しかし、電子シャッターは本当に「無音」です。また、ローリングシャッター方式による画像の歪みについては、意図的に出そうと思えばいくらでも出せますが(シャッターを押す際にカメラを振る等)、動かない被写体を普通に撮る分にはあまり意識する必要はないと思います。

なお、蛍光灯下で電子シャッターを使用すると、横縞状の光のちらつき(フリッカー)が発生します。そのような場合、その地域の商用電源周波数(東日本が50Hz、西日本が60Hz)に合わせてシャッタースピードを調整する等の軽減対策が必要です。なお、通常のシャッターでも、蛍光灯下での高速シャッタースピード時には明暗差や色かぶり等のフリッカーが発生するので注意しなければなりません。

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COSINA Voigtlander NOKTON 50mm F1.1


【画質、Lightroomでの現像時の調整】
画質は、DNG形式で撮影するとかなりシャープなのですが、被写体によってジャギーやモアレが出ます。また、ノイズが目立ちやすいのも特徴です。一方、JPEGはシャープさを少し押さえている分、ジャギーやモアレも少なく、ノイズも相対的に少なくなります。両者の画質の特徴を踏まえて、目的や環境によって使い分けるのがいいかもしれません。

現像ソフトは、私はAdobe Photoshop Lightroom 3を使用しています。現像段階では、基本的にコントラストはややプラスに、彩度はややマイナスに調整しています。シャープネスは、被写体にもよるのですが、デフォルトと同じか少し弱めることが多いです。ノイズリダクションは被写体や撮影時のISOによって適宜調整しています。Lightroomでは調整値をプリセットとして登録でき、何十枚あっても一括で同じ値の適用ができるため、基本値が決まれば、この調整にはさほど時間はかかりません。

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CANON LENS 50mm F1.4 II(Lマウント)

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Leitz Summicron 5cm(沈胴、Lマウント)


最後に、個人的な要望ですが、このユニットにマッチするようなRICOH純正の広角レンズが出ると嬉しいなと思います。135換算で50mmと28mmの画角はA12ユニットで既にあるので、例えば、APS-C専用で限定生産でもよいので、14mm(135換算で21mm)のコンパクトなGR LENSがあると、このユニットの存在感もさらに増すのではないでしょうか。GR LENSの新たな展開として、ぜひ期待したいところです。

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